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大阪大学社会人教育講座セキュア・ネットワークセミナー2007

情報ネットワークが社会の重要なインフラとして欠かせないものとなる一方で、不正アクセス、情報漏洩事故などの被害は後を絶たず、企業にとって大きな課題となっている。当財団では、情報セキュリティ技術をより深く学ぶことを目標として、大阪大学を中心とした講師陣がコンピュータネットワークやネットワークセキュリティにおける知識や技術について、大学の講義と同等の内容で講義を行うセキュア・ネットワークセミナーを2001年度より開催している。7回目の開催となる本年度は、2008年度から本格実施となる内部統制に関して造詣の深い日本ベリサインの笠松隆幸氏を講師に迎え、時代を捉えた講義内容への刷新も図った。

□日 程:
2007年6月14日(木)〜7月5日(木)
□場 所:
大阪大学中之島センター
□受講者数:
31名
□主 催:
財団法人千里国際情報事業財団、大阪大学サイバーメディアセンター、大阪商工会議所
□実施内容:
第1日 6月14日(木)
第1講 13:30〜15:40
「セキュアネットワークの概要と基礎知識」
齋藤 和典(株式会社セキュアウェア・代表取締役)
第2講 15:50〜18:00
要素技術1「暗号技術とその安全性」
石原 靖哲(大阪大学大学院情報科学研究科・准教授)
第2日 6月21日(木)
第3講 13:30〜15:00
「インターネット上のセキュリティインシデントとその対策」
歌代和正(JPCERTコーディネーションセンター《略称:JPCERT/CC》代表理事/ 株式会社インターネットイニシアティブ・特別研究員)
第4講 15:15〜16:45
要素技術2「VPNとIPsecのセキュリティ」
今瀬  真(大阪大学大学院情報科学研究科・教授)
第5講 17:00〜18:00
「サイバー犯罪の現状と取り組み」
増沢 五郎 氏(大阪府警察本部生活安全部生活安全総務課生活安全対策室管理官・警視)
第3日 6月28日(木)
第6講 13:30〜15:40
要素技術3「電子認証−その技術、制度、そしてビジネス−、最近のトピックスとしてスパムの脅威とビジネス」
篠原  健(追手門学院大学経営学部・教授/総合情報教育センター長)
第7講 15:50〜18:00
「内部統制」
笠松 隆幸 氏(日本ベリサイン コンサルティング部・部長)
第4日 6月29日(木)
第8講 13:30〜15:40
「情報セキュリティマネジメント」
松浦 昌 氏(日本電気IT戦略部セキュリティ技術センターシニアマネージャ)
第9講 15:50〜18:00
「情報セキュリティ関連法制度 −電子商取引におけるサイバーショッピングを中心に−」
松田 貴典(大阪市立大学大学院創造都市研究科・特任教授/ 大阪成蹊大学現代経営情報学部・教授)

大阪大学社会人教育講座 プロダクトデザインセミナー

今日のものづくりには新たな価値の創出が求められており、わが国産業が得意としてきたプロセスイノベーションに加えて、プロダクトイノベーションを達成することが不可欠となっている。これを実現するために、ものづくり企業では企画・設計の業務を変革することが急務である。

当財団では、設計方法論を理解し、業務変革できる人材を育成することを目指し、プロダクトデザインセミナー「設計方法論の考え方」を大阪商工会議所と共同で開催した。

□日 程:
2007年9月25日(火)〜10月16日(火)
□ 場 所:
大阪大学中之島センター
□受講者数:
18名
□主 催:
財団法人千里国際情報事業財団、大阪大学大学院工学研究科、大阪商工会議所
□実施内容:
第1回 9月25日(火)
「拡大する設計の課題」
第2回10月 2日(火)
「システマティック・デザイン」
第3回10月 9日(火)
「ライフサイクル設計の方法論」
第4回10月16日(火)
「プロダクト・イノベーション」
□講師:
設計工学領域
藤田 喜久雄 氏(大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻・教授)
ライフサイクル工学領域
梅田 靖 氏(大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻・教授)

大阪大学臨床医工学・情報科学技術者再教育ユニット

大阪大学は臨床医工学融合研究教育センターを設置し、臨床医工学・情報科学技術者再教育ユニットとして、民間企業の研究者や技術者、医師・歯科医師・放射線技師などを対象とする講座を開催している。同講座では、大阪大学の医学・生命系、工学系、情報科学系が部局・研究科を横断して系統的講義と演習カリキュラムを作成・実施し、受講者に臨床医工学・情報科学融合領域の先端知識と技術を習得させ、高度先進医療の実施・開発に従事できる人材を養成することを目的としている。当財団は本年度も引き続きその事務局として講座の運営を行なった。

□日 程:
2007年5月12日(土)〜2008年3月1日(土)
□場 所:
大阪大学中之島センター、吹田キャンパス
□受講者数:
382名(延べ受講者数)
□実施内容
臨床医学総論(講義:5月12日、12月1日、実習:5月19日、5月26日、12月15日、12月22日)
循環器の解剖・生理学(山本 一博 大阪大学臨床医工学融合研究教育センター・教授)
循環器疾患と薬理学(倉智 嘉久 大阪大学臨床医工学融合研究教育センター・センター長)
診療実習(西田 俊朗 大阪大学医学部医学系研究科・准教授)ほか
医工融合領域の倫理と知財(11月10日、11月17日)
臨床医工学の倫理問題(霜田 求 大阪大学大学院医学系研究科・准教授)
知財関係法規総論(中森 旦 北浜法律事務所・パートナー・弁護士)
知財作成・運用概論(山本秀策 山本秀策特許事務所・弁理士)ほか
診断治療システム学(6月2日、6月9日、6月23日、7月7日)
神経疾患と症候学(佐古田 三郎 大阪大学大学院医学系研究科・教授)
先進電子デバイスと感覚機能代行(下ノ村 和弘 大阪大学臨床医工学融合研究教育センター・特任講師)
医学統計学サマースクール(7月9日-12日) 集中講義
小山達樹(Vanderbilt University School of Medicine)
Naitee Ting(Pfizer Global Research and Development)
上坂浩之(日本イーライリリー蒲ユ床開発部)ほか
医用画像情報学(6月30日、7月14日、7月28日、8月4日)
医用画像情報学概論(田村 進一 エヌビイエル株式会社)
MRI(内藤 博昭 国立循環器病センター病院・放射線診療部・部長)
PET−撮像と診断(畑澤 順 大阪大学大学院医学系研究科・教授)ほか
PET分子イメージング(8月18日、8月25日、9月1日、9月8日)
PET分子イメージング研究概論(畑澤 順 大阪大学大学院医学系研究科内科系臨床医学専攻・教授)
医療用粒子加速器科学(沢正志 臨床医工学融合研究教育センター・特任講師)ほか
バイオシミュレーション(9月22日、9月29日、10月6日、10月13日)
シミュレーション概論(野村 泰伸 大阪大学大学院基礎工学研究科・教授)
心臓不整脈(倉智 嘉久 大阪大学臨床医工学融合研究教育センター・センター長)
分子動力学シミュレーション(中村 春木 大阪大学蛋白質研究所・教授)ほか
メディカルインフォマティクス(8月18日、8月25日、9月1日、9月8日、9月15日)
科学的根拠に基づく医療(佐古田 三郎 大阪大学大学院医学系研究科・教授)
医薬品の臨床評価の過程(魚井 徹 魚井技術士事務所)
医薬品の評価の統計的視点(濱崎 俊光 大阪大学大学院医学系研究科・准教授)ほか
医療機器を巡る臨床評価(10月13日)
医療機器を巡る臨床評価(安藤友紀 医薬品医療機器総合機構)ほか
バイオインフォマティクス(1月19日、1月26日、2月2日)
並列計算の医療への応用(萩原 兼一 大阪大学大学院情報科学研究科・教授)
ヒトゲノムからの疾患遺伝子の探索と発症分子機構の解明演習(大安 裕美 大阪大学臨床医工学融合研究教育センター・特任講師)
遺伝子ネットワークの情報解析(松田 秀雄 大阪大学大学院情報科学研究科・教授)ほか
先端バイオマテリアル (2月9日、2月16日、2月23日、3月1日)
バイオマテリアル概論(明石 満 大阪大学大学院工学研究科・教授)
生体機能可視化プローブを利用したバイオイメージング(菊地和也 大阪大学大学院工学研究科・教授)
レーザーを駆使したバイオ結晶の創製森 勇介(大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻・教授)ほか

先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム・IT Spiral

IT Spiral は、文部科学省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」の1つとして採択され、2006年10月から3年半計画で進められている、大阪大学を代表とする「高度なソフトウェア技術者育成と実プロジェクト教材開発を実現する融合連携専攻の形成」のプロジェクトである。

このプロジェクトは、関西圏の9大学情報系研究科と情報系企業4社の力を結集し、ソフトウェア工学に関する知識・技術を幅広く習得した高度なソフトウェア技術者の育成を目標としている。本年度は、第1期生となる学生42名を受け入れ、教育プログラムを実施した。また、実践的教育を重視し、現実の開発プロジェクトで用いられた成果物・データ等による教材の開発を目指しており、本年度は、大学教務システムを対象として開発を行った。

当財団は、前年度から継続してプロジェクトの運営管理をサポートするとともに、アンケートの分析、アニュアルレポートの発行等を中心に業務支援を行った。


先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム・IT Keys

IT Keysは、文部科学省「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」に本年度新たに採択された、奈良先端科学技術大学院大学を代表とする「社会的ITリスク軽減のための情報セキュリティ技術者・管理者育成」のプロジェクトで、2007年10月から3年半の計画でスタートした。このプロジェクトは、関西圏の4大学情報系研究科と情報通信研究機構等の4団体・企業の力を結集し、組織における情報セキュリティ問題に対して主導的役割を果たすことができる多面的・総合的能力と共に、経験に基づく知識と勘を兼ね備えた実践型人材の育成を目指している。

当財団は、プロジェクトの運営管理をサポートするとともに、ホームページの作成、アニュアルレポートの発行等の広報活動を中心に業務支援を行った。


まちとライフスタイルの明日を探るセミナー

当財団は日本経済新聞社と共同で、まちとライフスタイルをテーマとして郊外における都市や住宅のニーズとその変化、今後のまちづくりのあり方等を考える計3回の連続セミナー「まちとライフスタイルの明日を探るセミナー」を開催した。

□日 程:
2007年9月26日(水)、11月25日(日)、 2008年3月11日(火)
□場 所:
千里ライフサイエンスセンタービル5階 サイエンスホール
□主 催:
財団法人千里国際情報事業財団、日本経済新聞社
□後 援:
国土交通省、彩都(国際文化公園都市)建設推進協議会
□協 賛:
阪急電鉄株式会社、阪急不動産株式会社
□実施内容:
第1回:「エリアマネジメントと新しい郊外都市〜地域管理と運営の新たなあり方〜」
日時:2007年9月26日(水) 14:00〜17:00
基調講演「郊外都市におけるエリアマネジメント〜神戸・舞多聞みついけプロジェクトの実践〜」
     神戸芸術工科大学 副学長 齊木 崇人 氏
パネルディスカッション
     「エリアマネジメントと新しい郊外都市〜地域管理と運営の新たなあり方〜」
パネラー:神戸芸術工科大学 副学長 齊木 崇人 氏
     国土交通省 土地・水資源局 土地政策課 宅地整備調整官 釜谷 智弘 氏
     阪急不動産(株)彩都開発事業部 担当部長 植松 宏之 氏
     大阪大学 教授 澤木 昌典 氏(コーディネーター)
第2回:「郊外都市における新しいライフスタイル 〜ロハスな暮らしとまちづくり〜」
日時:2007年11月25日(日)14:00〜17:00
基調講演「ライフスタイルのトレンド「ロハス」と新しい郊外居住」
     ロハス・プロデューサー 大和田 順子 氏
パネルディスカッション
     「郊外都市における新しいライフスタイル 〜ロハスな暮らしとまちづくり〜」
パネラー:ロハス・プロデューサー 大和田 順子 氏
     三井不動産S&E総合研究所所長補佐 椎名 一博 氏
     彩都(国際文化公園都市)建設推進協議会事務局長 澤田 範夫 氏
     大阪大学 教授 澤木 昌典 氏(コーディネーター)
第3回:「郊外都市の今後のまちづくり〜これからの郊外〜」
日時:2008年3月11日(火)14:00〜17:00
基調講演「これからの郊外都市に向けて」
     関西学院大学 教授 角野 幸博 氏
パネルディスカッション     「郊外都市の今後のまちづくり」
パネラー:関西学院大学 教授 角野 幸博 氏
     (株)リクルート 関西住宅情報営業部 プランニングディレクター 井口 克美 氏
     国際文化公園都市(株)企画部 部長 三本松 道昭 氏
     大阪大学 教授 澤木 昌典 氏(コーディネーター)

日本貿易振興機構(JETRO)地域間交流支援(RIT)事業

フランス・アルザスバイオバレーと彩都のクラスター間交流を行なうためアルザス地域のバイオ関連産業に関する調査としてJETROのRIT(地域間交流支援事業)の事前調査事業に採択され実施した。事前の現地調査、3回の研究会と現地訪問により交流の可能性について確認できた。

なお、2008年度もJETROのRIT事業に採択を受け、マッチングセミナーの開催など本格的な交流を行なう予定である。