事業実績

2017年02月15日(水)

国際イノベーション会議Hack Osaka 2017

国際イノベーション会議Hack Osaka 2017
大阪市では2013(平成25)年4月にグランフロント大阪ナレッジキャピタルに「大阪イノベーションハブ」を開設し、世界中から人材・情報・資金を誘引してグローバルにイノベーション創出をめざす取組みを進めてきました。
本会議は、この取組みの成果や創出されたプロジェクトのプロモーションの一環として大阪市が実施するもので、都市活力研究所は第1回目(2013年)から企画運営を受託してきました。
5回目となる今回は、大阪市と当財団が実行委員会となり、「イノベーション文化を創る『デザイン』の力-The Power of Design for Innovative Culture-」をテーマに開催しました。
また、国内外で活躍する起業家によるビジネスコンテストや、大阪イノベーションハブで生まれた起業家を紹介する展示や投資家との商談会などを実施し、主に若者をターゲットに起業家マインドを醸成するとともに、世界にイノベーションのネットワークを広げることをめざしました。

■ピッチコンテスト結果
Indranil Roychowdhury 氏(Singapore)Docquity【金賞】
Ela Slutski 氏(Holland)Holiday-Sitters【銀賞】
Max Krichenbauer 氏(大阪)MARUI Plugin【銅賞】
日時 2017年02月09日(木)
13:00-18:00(12:30受付開始)
サブ会場(Communication Arena)は12:00よりイベント開始
開催場所 コングレコンベンションセンター 
Stage Arena(講演、ピッチコンテスト);ホールA
Communication Arena(企業展示、学生ピッチ他);ルーム1~3
プログラム (1)グローバルチャレンジャーズトーク 土屋 尚史氏(株式会社グッドパッチ CEO)
(2)講演
-1 Mr. Nick Sturge(Director of Engineshed)
-2 Mr. Jeffrey McDaniel(Executive in Residence)
-3 Ms. Ajay Revels(strategic design researcher at Politemachines.com)
(3)パネルディスカッション 
  上記講演者に加え、吉川 正晃氏(大阪市 経済戦略局 理事)
  モデレータ Mr. Sushi Suzuki(京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab特任准教授)
(4)インターナショナルピッチコンテスト
講師
Nick Sturge氏 Director of Engineshed

ニック氏は、ブリストル市とバース市地域で成長目覚ましいエコシステムのアジテーターである。持続可能で包括的な経済成長の促進を使命とする、エンジン・シェッドの創立者であり、現代表を務めている。
エンジン・シェッドはブリストル市議会とブリストル大学の提携によって設立。世界有数の大学が支援するビジネス・インキュベーターであるSETスクエアド(2015年)やローカル・エンタープライズ・パートナーシップ、インベスト・ブリストル・アンド・バースを設けており、英国で最も接続のよい地上交通ハブの一つに位置するビジネス・ラウンジや続き部屋の会議室なども完備しており、プロバイダーを教育している。
また、ニック氏はテクノロジー・スタートアップ企業を共同設立しており、同社は2000年にロンドン証券取引所に上場されている。一方で、活動的なエンジェル投資家でもあり、英国経営者協会の英国南西部地域理事と英国審議委員を務める。
国際イノベーション会議Hack Osaka 2017
Jeffrey McDaniel氏 Executive in Residence of Innovation Works

スタートアップの経営陣や、クリーン・エネルギー、生産技術関係の企業とともに、知的所有権の創造と保護、国際的な製品の開発、マーケティング、販売促進、資金調達、自在採用と成長戦略を含む、ビジネス状の重要な課題を抽出し、対応している。  
国際イノベーション会議Hack Osaka 2017
Ajay Revels氏 Resercher at Politemachines.com

「戦略的デザイン」の研究者であり、企業やスタートアップチームが独自のイノベーションの機会を発見し発展させるための支援を行っている。システム思考、生態学、人類学、そしてデザインアプローチを駆使しながら、顧客の潜在的ニーズを見出し、複雑な問題空間を視覚化し、可能な解決策を試ている。
2000年より、レイザーフィッシュ、HUGE、アダプティブ・パス、フロー・インタラクティブといった米国、英国のデザイン企業に従事し、CNN、MTV、ライオンズゲート・フィルムス、センター・フォー・フォーリン・リレーションズ、TDアメリトレード、ADPの製品およびサービス戦略を開発してきたという実績を持つ。
また、研究の環境は多岐にわたり、米国、英国、日本でのヘッジファンド、大学、病院、証券取引所、コミックコンベンション、報道スタジオ、個人宅などが挙げられる。
国際イノベーション会議Hack Osaka 2017
パネルセッション モデレーター
Sushi Suzuki氏 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab特任准教授

京都に生まれながら、アメリカに15年以上、ヨーロッパに5年以上居住。スタンフォード大学機械工学修士号、ライス大学機械工学士号およびスタジオアーツ 文学士号を有する。 現在は、京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特任准教授として、スタンフォードやIDEOが掲げるイノ ベーション方法論である「デザインシンキング」をベースにした様々なプロジェクトを企画実 施そして自らも教鞭をとる。 それ以前は、パリの École des Ponts ParisTech にてデ ザインイノベーションについて教えながら、Paris Est d.school を共同設立。スタンフォード大学 ME310 ディレクターとしても活動していた。また、パナソニック欧州研究 所でイノベーションチームを立ち上げ、i-kimono.com というアンティーク着物・小物をネット販売する日本のスタートアップ企業の立ち上げメンバー、ドイツを拠点とするセマンティックプロダクトサーチエンジン である Yocondo のコンセプトデベロッパーでもある。
国際イノベーション会議Hack Osaka 2017
参加費 無料
参加人数 737名

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