事業実績

2013年12月08日(日)

【製品開発イベント】CoCreation Jam Aコース&Bコース

【製品開発イベント】CoCreation Jam Aコース&Bコース
「SHARP」とのコラボレーションでOSAKAから世界を変える製品開発に挑戦!!

「CoCreation Jam」は、民間企業から提供された創作のテーマとなる製品をもとに、これまでには存在しない新たなサービスや価値を生み出すことを目的として、アイデア創出に加え、対象製品やクラウドと連携したオリジナル電子機器・アプリケーションの試作に取り組むイベントです。
今回の「CoCreation Jam」はシャープ株式会社とのコラボレーション企画です。このうち、 Aコースは、ロボット家電 COCOROBOと連動して、これまでには存在しない新たなサービスや価値を生み出す電子機器の製作に取り組むものです。またBコースは、スマートフォンとの連携が可能な液晶テレビAQUOSのLC-24MX1のためのアプリケーション作りに取り組みました。

   アイデアセッション主催:
      大阪市都市計画局
   アイデアセッション共催:
      シャープ株式会社、公益財団法人都市活力研究所
   開発セッション主催:
      シャープ株式会社
   開発セッション共催:
      大阪市都市計画局、公益財団法人都市活力研究所
開催場所 【Aコース】
大阪イノベーションハブ (Osaka Innovation Hub)

【Bコース】
12月7日 ナレッジキャピタル カンファレンス Room C06
12月8日 大阪イノベーションハブ(Osaka Innovation Hub)

交流会はAコース、BコースともGVH大阪(Global Venture Habitat Osaka)
にて開催。

ともに 大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪 タワーC(地図)
プログラム 【Aコース】
11月16日(土) 9:00~20:30
<アイデアセッション>
  ・アイデアワークショップ
  ・発表・審査
  ・審査結果発表
<開発セッション>
  ・チーム再編成
  ・プロトタイプ作成準備
11月17日(日) 9:00~20:30
<開発セッション、発表、審査>
  ・プロトタイプ作成
  ・プロタイプの最終調整、発表準備
  ・講演
  ・発表・震災
  ・講評
  ・交流会

【Bコース】
12月7日(土) 9:00~20:30
<アイデアセッション>
  ・アイデアワークショップ
  ・発表・審査
  ・審査結果発表
<開発セッション>
  ・チーム再編成
  ・プロトタイプ作成準備
12月8日(日) 9:00~17:00
<開発セッション、発表、審査>
  ・プロトタイプ作成
  ・プロタイプの最終調整、発表準備

【合同発表会】
12月8日(日) 17:00~20:30
  ・発表・審査
  ・講評
  ・交流会
講師
<アイデアセッション>
・GOB Laboratory 谷口正樹 氏
・GOB Laboratory 渡辺直樹 氏
(Aコース、Bコース共通)
<開発セッション>
Aコース:
・シャープ株式会社の皆様
・プレン・プロジェクト・コミッティ 代表 赤澤夏郎 氏
・プレン・プロジェクト・コミッティ エンジニア 早石直広 氏

Bコース:
・シャープ株式会社の皆様
参加費 イベント参加:1,000円、交流会:1,000円
参加人数 Aコース参加者 22名
Bコース参加者 20名
内容 【CoCreation Jam Aコース with "COCOROBO"】

11月16・17日に行われたAコースには、ハードウェア・エンジニア、ソフトウェア・エンジニア、デザイナー、ビジネスプランナーの方々22名が参加。参加者層は学生から社会人まで、また、社会人の方の所属企業も大企業から中小・ベンチャー企業、個人事業主など、多岐に渡るバックグラウンドの方が参加されました。

アイデアセッションは、GOB Laboratoryの渡辺氏がファシリテーションを担当し、デザイン思考の手法をベースにしたワークショップの形式で進められました。セッションでは、先ず「大切な人とのコミュニケーション」「快適な睡眠環境」「大切な仕事環境・学習環境」のいずれか好きなシーンを想定し、ペア形式でのユーザーインタビュー、アイデア発想、ラウンドテーブル形式での意見交換、そして紙やはさみなどを用いた工作による簡易プロトタイプの製作が行われました。

アイデアセッション終了後は、参加者一人一人が自身のアイデアを全体に発表しました。発表に対しての審査は、全参加者による投票と、アイデアセッション講師、開発セッション講師、そしてシャープ株式会社の社員の方々による審査委員会によって審査されました。審査の結果として開発チームは3チームに絞られ、各チームには開発用のボードや部品(Arduino、Raspberry Pi、センサー類など)や開発用のクラウド環境が提供されました。

■Aコース最終発表に出揃ったプロダクト

イベント最後の最終発表では、全参加者による投票で選出する「オーディエンス賞」と講師やシャープ株式会社社員から成る審査員が選出する「優秀賞」の2つの賞を対象として、審査が行われました。

最終発表を行った各チームの内容は、下記の通りです。

・ツンデレロボ
褒めてもなつかず、掃除をお願いしてもしない、でも時々可愛らしさを見せるという、いわゆる「ツンデレ」な性格を持ったCOCOROBO。COCOROBOに取り付けたArduino上のサーボモータをXBee経由で制御することで表情が変化したり、サーバーからの命令を受けてテキストも発声したりするなど、様々なコミュニケーションを取ることが出来る。

・WithPet
犬などのペットを持つ方のためのCOCOROBO。飼い主が出張で実感に預けた際などに、ちゃんとご飯を食べたり面倒をみてもらっているかどうかなどを遠隔でも把握することが出来る。また、ペットの情報については、COCOROBOが学習してクラウドに保存するため、COCOROBOが万が一破損してしまった場合も復旧することが出来る。

・集客くん
展示会などの会場で、来場者にチラシを配りながらなおかつ掃除もして回るという、BtoB用途で考えたCOCOROBO。チラシの配布や、アンケート回収、会場のストリーム配信、人感センサーを活用したアクションなど、展示会で求められる様々な用途を持つ。

これらのチームに対する審査の結果、参加者の投票による「オーディエンス賞」と審査委員会による「優秀賞」についてはツンデレロボがダブル受賞し、また、集客くんチームに対しては審査委員会から「審査員特別賞」が授与されました。

■Aコース まとめ
イベント実施後のアンケートでは、参加者の方々から様々な感想をいただきました。
~チームでの取り組みについての声~
「様々な人に出会えて、ジャンルの違う人との出会いがとても楽しかったです。 」
「異分野の方々と出会えて、大変貴重な体験となりました。チームで補完し合う重要性、楽しさを感じました。 」
「すっごくすばらしかったです。楽しかったし、すばらしい仲間と出会え幸せです。本当にありがとうございました。 」
~シャープ株式会社様とのやり取りについての声~
「シャープさんがすごく協力的でした。 」
「サポートしてくださったみなさんの対応がとてもよく、スムーズに作業ができました 」
また、シャープ株式会社の社員の方からは、「(社内ではなかなか出ないような)アグレッシブなものなど、色々なアイデアが出て良かった」といった感想をいただきました。
その他にも、「次はこんなハッカソンがあると面白いのでは?」といった具体的な声も挙がりました。
今後も、皆様に喜んでいただけるような様々なコラボレーションの場を産みだして行きたいと思います。

【CoCreation Jam Bコース with “スマホライフAQUOS”】

12月7・8日に行われたCoCreation Jam BコースにはAコースと同じく様々なバックグラウンドを持つ方々総勢20名ご参加されました。

イベントはAコースとほぼ同様の形式を取り、司会によるルール説明やシャープ株式会社様からの製品や技術の説明を行った後、チームでのワークショップの形式で進められました。アイデアを着想する身近なシーンとしては「大切な人とのコミュニケーション」「新しい鑑賞体験を創る(テレビの視聴を含む)」「新しい学習体験を創る」のいずれかを選択し、各チームでユーザー像やアイデアの検討が進められ、最終的にAndroidのアプリケーションを製作しました。

セッション終了後は各チーム総勢6チームがアイデアを発表し、Aコースと同じく参加者による投票および審査委員会による審査によって上位4チームに絞られました。その後、各チームは実際の開発に取り組みました。

■Bコース最終発表に出揃ったプロダクト

Bコースの最終審査も、「オーディエンス賞」と「優秀賞」の2つの賞が表彰対象となり、各チームはスライドを用いたプレゼンテーションとスキット(寸劇)を用いて発表を行いました。また、各チームの発表の後には、Aコース開催以降も引き続き開発を進めていたプロダクト「ツンデレロボ」と「集客くん」の2チームも、成果発表としてのプレゼンテーションを行いました。

・チームBIGMAN前 まちあわせTV
遠距離恋愛中の男女のための、テレビをコミュニケーション・ツールにするというコンセプトのサービス。二人が見たい番組を事前に予約しておくことで、該当の時刻にアプリがお知らせする機能を持ち、男女がテレビの視聴体験を共有することが出来る。他にも、テレビ番組閲覧中にやり取りするためのチャット機能などを搭載。

・チームMCセルジオ 俺の実況
スポーツ番組やニュース番組の放送に、実況中継機能を付加して配信するサービス。該当のサービスにアクセスすれば、実況者の配信を閲覧することが出来るだけではなく、自身で実況を配信することが可能。単なる番組の実況解説のみではなく、言語の翻訳や手話配信といった内容も提供可能。

・チームBLUE 僕と私のバーテンダー
倦怠期を迎えた夫婦のための、テレビ側から能動的に話題を提供することで会話をサポートしていくサービス。夫婦間の会話から気分も察知して、共通して興味を持つであろうニュースや商品情報、過去の写真などを提示する。

・チームかえるネ かえるネ
帰宅するお父さんと帰りを待つお子さんやお母さんのためのコミュニケーション・サービス。アプリ側で「かえるネ」ボタンを押すことで、位置情報を活用して家までの距離を表示するなどの機能を持つ。単に表示機能があるだけでなく、プレゼントを用意するボタンなども搭載している。

これらのチームに対する審査の結果、参加者の投票による「オーディエンス賞」は”俺の実況”のチームMCセルジオが受賞し、審査委員会による「優秀賞」は”まちあわせTV”のチームBIGMAN前が受賞しました。

■Bコース まとめ
イベント実施後のアンケートでは、参加者の方々から様々な感想をいただきました。
「まだ見ぬ、新しいアプローチに対しての、ポジティブな姿勢が全面的に見れて良かったです。シャープの方々も、開発大好きな人達でとても良い空間を築けたと思います。 」
「予想していた以上にSHARPさんが情報を公開してくださったことに感動しました。 」
「日頃のものづくりのキモチをすごく良い形で発散できました。ありがとうございました! 」
「製作をしていく上で自分の苦手な部分、得意な部分に気付けた。」
「今後も、このようなハッカソン企画を期待します。ありがとうございました!!」
「大阪に期待が持てました!」

また、シャープ株式会社の社員の方からは、以下のような感想をいただきました。
「我々もアイデア出しはするが、こんな活気のある発表と進め方で勉強になりました。」
「短時間で企画も設計もやれるというのがパワー的にもすごいものだと思った。やはり優秀なできる人間を集めて方向性をまとめると短時間でもそこそこのものができると実感したし、今後も社内外含めてこういうことを進めていきたいと思いました。」
「出てきたアイデア自体すごくいいと思った。色々なプレゼン資料や様子も部内で見てもらいながら、我々としても広げていきたい。」
「(参加されているエンジニアの方に)『こういうことは出来ないの?』と言われて『言われてみれば確かに出来ないと困るなぁ』と気づくものもたくさんあった。(要望をいただく)機能によっては『あ、自分はそんな単純なこともしてなかったんだ』とも思った」
その他にも、「社内ではこう展開していこう」といった具体的な声も挙がりました。
今後も、皆様に喜んでいただけるような様々なコラボレーションの場を産みだして行きたいと思います。

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