事業実績

2023年07月19日(水)

エストニアのDX事例からいま日本が学ぶべきこと〜DXの要諦〜

ヘルスデータの利活用に向けた議論が、日本でも進むようになりました。そのあるべき姿を考える成功例として、エストニアの取り組み(e-Health)が知られています。
しかし、これまで日本では、e-Healthが技術的に紹介されることはあったものの、このDXの取り組みのそもそもの目的や、制度・システムの何にフォーカスして実現させたのか、そしてどのように国民の間に普及し広く利活用されるようになったのか、という議論については十分ではありませんでした。

そこで、エストニアのヘルスケア分野を中心に、官民での取り組みや、国民が実際にどのようにe-Healthを活用しているかについて、エストニアの企業などから紹介していただいた上で、パネルディスカッションを行いました。

主催:関西健康・医療創生会議/NPO関西健康・医療学術連絡会/株式会社日本総合研究所
共催:公益財団法人都市活力研究所
後援:一般社団法人日本クラウドセキュリティアライアンス(CSAジャパン)

【プログラム概要】

日時 2023年06月28日(水)
15:00 ~ 17:00
開催場所 Zoomウェビナー (同時通訳あり)
プログラム (1)ご挨拶
 中村 泰三 : NPO関西健康・医療学術連絡会 事務局長
 Lars-Erik Hion : Founder & CEO, Estonian Service Design Agency Rethink

(2)講演1
The goal of DX in Estonia's healthcare sector and Health Data Utilization.
Case studies from Estonian Health Insurance Fund.
① X-road and The Health Information System
  Loori Paadik : Head of Software Development, Estonian Health Insurance Fund
② Estonian Patient Portal
  Evgeni Nikolaevski : Product manager, Estonian Health Insurance Fund
③ Estonian Health Management Portal
  Patrick Pihelgas : Product manager, Estonian Health Insurance Fund
④ Lab Test Near Home
  Annika Priilinn : Project manager, Estonian Health Insurance Fund
(3)講演2
Why Patient Experience Matters in the Medical Field?
 Laura Kullerkupp : Senior Partner & Head of Digitalization, Rethink
(4)パネルディスカッション
◇パネリスト
 Lars-Erik Hion : Founder & CEO, Estonian Service Design Agency Rethink
 Loori Paadik : Head of Software Development, Estonian Health Insurance Fund
 Evgeni Nikolaevski : Product manager, Estonian Health Insurance Fund  
 Patrick Pihelgas : Product manager, Estonian Health Insurance Fund
 Annika Priilinn : Project manager, Estonian Health Insurance Fund
 Laura Kullerkupp : Senior Partner & Head of Digitalization, Rethink 
 黒田 知宏 : 京都大学医学部附属病院 医療情報企画部 教授
◇モデレーター
 川崎 真規 : 株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 上席主任研究員
参加費 無料
参加人数 208名
内容 ヘルスケアデータの活用において成功例とされるエストニアの取り組みを紹介するオンライン・セミナーを200名を超す参加者を得て開催し、官民で進んでいる医療DXの目的、制度やシステムの成り立ち、実際どのように活用されているかといった点について当事者から説明を受けたうえで、パネルディスカッションを行った。各パネリストの講演で提示されたエストニアの医療DXをめぐり、日本における今後の取り組みの参考とすることを念頭に、より詳細な論点について掘り下げた検討を行った。

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